神戸経済ニュース

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ノーリツの1〜6月期、純利益2.2倍 不採算事業の撤退などで採算改善

 ノーリツが発表した2016年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.2倍の18億円だった。国内では家庭用太陽光発電システムから撤退した影響で減収になったが、採算が改善。海外でも現地通貨ベースで販売が伸び、収支改善に寄与した。中間配当は予定どおり16円とした。

 売上高は3%減の1014億円、営業利益は2.4倍の34億円だった。海外事業の売上高は円高の影響で7%減の300億円だった。中国では景気減速を背景に販売の重点地域としていた上海市では伸び悩んだが、他の地域での販売を強化して補った。

 17年3月期の連結業績予想は据え置いた。中国での販売が伸びたうえ、一部製品の不具合による製品保証引当金の計上もなくなる。最終損益は46億円の黒字(前期は39億円の赤字)になる見通し。期末配当も引き続き16円の予定とした。

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