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住友ゴムの今期、一転の純利益4%減に下方修正 円高で減収見込む 

 住友ゴムは8日、2016年12月期の連結純利益が前期比4%減の535億円になる見通しだと発表した。従来予想の570億円から一転の減益見通し。従来は1ドル=115円、1ユーロ=126円を前提に予想していたが、これを106円、117円と円高方向に見直した。円高進行による輸出採算の悪化や、海外収益の目減りを予想に反映した。

 売上高は5%減の8100億円、営業利益は9%減の700億円になる見込み。従来予想は8600億円、800億円だった。主に円高進行を理由として、タイヤ事業の売上高が従来予想に比べて115億円減少する。足元で好調なスポーツの営業利益見通しは、逆に従来予想比で15億円上乗せした。

 同時に発表した16年1〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比40%増の281億円だった。ダンロップスポーツを中心としたスポーツ事業で、昨年12月に投入したゴルフクラブの新製品が好調だったことなどで採算が改善したのが寄与した。売上高は4%減の3735億円、営業利益は5%増の307億円だった。

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