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アサヒホールディングス、4〜6月期の純利益2%減 国際商品相場の下落で

 貴金属リサイクルのアサヒホールディングスが28日に発表した2016年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2%減の18億円だった。金や銀など貴金属の国際価格が下落した影響で、回収した貴金属の販売価格が下落した。回収した貴金属の量はほぼ前年同期並みだった。

 売上収益は14%減の278億円、営業利益は7%減の26億円だった。金、銀、パラジウム、プラチナはいずれも平均価格が前年同期を下回った。北米で手がける金・銀の精錬事業では、精錬受託の引き受け高や手数料の単価が依然として低水準で推移した。個人消費の低迷を受け、健康機器部門で販売しているマッサージチェアの売上高もさえなかった。

 2017年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は66億円を見込む。年60円(うち中間30円)の配当計画も維持した。ただ16年4〜9月期の利益はやや上方修正。純利益は34億円を見込み、従来予想の29億円から引き上げた。最近の国際商品市況がやや回復したのを反映したとみられる。

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