神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

神戸市長「シリコンバレーの風を日本で初めて吹き込む」 起業家育成、参加23社が決定

 神戸市の久元喜造市長は25日の定例記者会見で、8月1日から始める起業家育成プログラムについて「シリコンバレーからの新しい風を、日本に初めて神戸に吹き込ませる」と改めて意欲を示した。「この地で新たなイノベーションが生み出され、地域経済にも貢献しながら、神戸から世界に雄飛をする流れを作るきっかけになれば」と大きな期待を示した。

 今回の起業家育成プログラムは米シリコンバレーベンチャー投資家である「500スタートアップス」と神戸市が提携し、9月9日まで6週間で開催する。500スタートアップスの創業者であるデイブ・マクルーア氏を含め現地から5人の講師を招き、講義や対話を通じた起業家教育に取り組む。教室は神戸情報大学院大学を利用。最終日にはベンチャー投資家を招いて事業モデルを発表する「デモデイ」を予定する。

 参加する起業家のグループは23社(うち海外4社)に決まった。206社(同66社)を500スタートアップスが書類審査・面談したうえで神戸市と協議して選んだ。業種はEC(電子商取引)・マッチングサービスが9社、企業間(BtoB)サービスとヘルスケアサービスが各3社などで、既にサービスや製品を市場で販売している企業が多いという。

 スポンサーには三井住友銀行、アシックス、SRCグループ、野村グループトーマツ神戸情報大学院大学のほか、新たにオムロンが加わることも発表された。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved