神戸経済ニュース

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神戸港の輸出入総額、9カ月連続で前年比減 6865億円・6月

 神戸税関が25日に発表した6月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年同月比7.9%減の6865億円と、9カ月連続で前年同月を下回った。外国為替市場で円相場が上昇したため、金額に換算した輸出入額が大幅に減少した。輸入額は前年同月に比べ14.9%減と、大幅な減少が続いた。

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 月間の平均為替レートは1ドル=108円48銭と、前年同月の123円06銭に比べ14円58銭(13.4%=IMF方式)の円高・ドル安だった。

 輸出額は4483億円だった。中国や台湾向けの科学工学機器や、スリランカ向けなどの自動車、韓国向けの音響・映像機器の部品などの減少が目立った。地域別で見ると、中国を含むアジア向けの輸出が4カ月連続で減少した。米国向けは4カ月ぶり、欧州(EU)向けは11カ月ぶりに増加した。

 輸入額は2381億円。チリからの非鉄金属、中国からの衣類や付属品、ブラジルや中国などからの鉄鋼が減った。
 この結果、神戸港での輸出超過額は2101億円だった。神戸港の輸出入総額が全国に占める割合(国内シェア)は6.0%と、前月比で横ばいだった。

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