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5月の兵庫県鉱工業生産、2カ月ぶり低下 基調判断「横ばい傾向」に下方修正

 兵庫県が20日に発表した5月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比で4.7%低下の96.3と、2カ月ぶりに低下した。兵庫県は生産の基調判断を「横ばい傾向」として、前月の「緩やかな持ち直しの動きとなっている」から下方修正した。

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 生産指数を業種別にみて低下が目立ったのは、建設用クレーン、ショベル系掘削機械などが減った「はん用・生産用・業務用機械工業」、舶用ディーゼル機関や内燃機関電装品などが減った「輸送機械工業」。カーナビゲーションや携帯電話が減った「情報通信機械工業」も低下した。半面、橋りょうやガス温水給湯暖房機が増えた「金属製品工業」や、鋼半製品や粗鋼などが増えた「鉄鋼業」の上昇が目立った。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が13日に5月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値を発表。前月比で2.6ポイント低下の94.7と3カ月ぶりに低下した。

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