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神戸経済ニュース

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久元神戸市長、三宮再開発「今年中には年次計画を作成」 市債IR説明会を開催

財政 経済

 神戸市の久元喜造市長は12日に東京都内で開いた神戸市債の投資家向け広報(IR)を目的とした説明会で、三宮地区の再開発計画について「今年中には、何年以内にどこまでといった年次計画を作成する」との計画を明らかにした。三宮再開発のスケジュールと市債発行への影響について出席者からの質問に答えた。市債発行への影響は明らかにしなかった。

 説明会では1995年に発生した阪神淡路大震災の復旧・復興事業で悪化した財政再建の道筋を改めて説明。震災前に比べて職員数を約3割減らしたことなどで、1997年以降は19年連続でプライマリーバランス(市債収入と公債費を除いた財政収支)の黒字を確保したことを改めて強調。外郭団体の整理統合にも「躊躇(ちゅうちょ)なく取り組んだ」(久元氏)結果として、格付け投資情報センター(R&I)によって昨年引き上げられた格付け「AA+」(ダブルAプラス)を今年度も維持したと説明した。

 一方で久元氏は「今後の神戸の発展に課題がないわけでない」と述べ、復興事業によって取り組みが遅れていた都心地域である三宮地区の再開発に触れた。震災後の20年間に「大阪、西宮と駅前が相当変わり、姫路も今後変わる」と指摘。三宮再開発で「交通の結節点として発展した神戸の可能性を開花させる」と改めて意欲を示した。

 地域の産業振興は兵庫県と神戸市で事業領域が重なることに関連し、「徹底的に行政組織を統合しようという発想で二重行政を解消してきた」と説明。東京や米シアトルでは兵庫県の事務所に神戸市が入居していることや、神戸市長田区に県と市の税務事務所を集約する計画を示した。そのうえで県の外郭団体である「ひょうご産業活性化センター」(神戸市中央区)が神戸市産業振興センター(同)に移転する予定を紹介した。

 1月に発表した神戸空港島での輸入水素を陸揚げする拠点建設の計画にも触れ、久元氏は「(エネルギーを大量に消費する)大都市でありながら、他都市に対してエネルギーを供給する都市でありたい」と説明。水素は次世代エネルギーとして普及が期待されていることも念頭に「震災で電気やガスが止まった経験からエネルギーの重要性に着目しており、港も活用した神戸らしいプロジェクト」と語った。

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