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フェリシモの3〜5月期、最終赤字1億1900万円 「定期便」の顧客が減少

 フェリシモが8日発表した2016年3〜5月期の連結決算は、最終損益が1億1900万円の赤字(前年同期は1億400万円の黒字)だった。希望した商品が毎月届く「定期便」(コレクション)事業の延べ顧客数が減り、売上高が減少した。広告費などを見直して販管費を約1割削減したが、為替差損や投資有価証券の評価損も響き、補えなかった。

 売上高は10%減の79億円、営業損益は5400万円の赤字(前年同期は1億1800万円の赤字)だった。販管費は10%減の42億円に抑えた。顧客減に伴い発送料が減ったほか、広告費を削減。新聞広告を大幅に見直したほか、顧客属性に応じたカタログ配布を徹底し、費用対効果を高めた。減収ながら営業赤字幅は前年同期比で縮小した。

 17年2月期の連結業績予想と配当計画は据え置いた。通期の純利益は前期比30%減の4億5900万円を見込む。年間配当は前期据え置きの5円(中間なし)の予定だ。

 

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