神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

井本商運、新造船「みさき」進水式 コンテナ199個搭載

 井本商運(神戸市中央区)は、同社が運行する予定の新造コンテナ船「みさき」の進水式を小池造船海運(広島県豊田郡大崎上島町) で6日に開催したと発表した(写真=井本商運の発表資料より)。コンテナ専用線で総トン数は749トン。コンテナは20フィート換算で199個搭載できる。10月に引き渡しを受け、東日本航路に就航する予定だ。

f:id:gaku-tokyo:20160707220643p:plain

 船主は玉力汽船(広島県呉市)。国内の貨物輸送や、海外行きの基幹航路に載せる貨物を集荷する国際フィーダ輸送などに投入する計画としている。

 電源を内蔵する冷凍コンテナは最大56個を輸送できる。船内で集中監視ができるモニタリングシステムを搭載した。防火構造隔壁を設けたことなどで危険物エリアが拡大。危険物コンテナは最大83個を積載できる。

 船の周辺を撮影するカメラを搭載し、インターネットを通じて画像を共有するシステムも搭載。気象や海象の様子や、荷役作業の進捗状況などを船内外で共有できるようにした。

 小池造船海運では、井本商運が運行する予定で同規模のコンテナ・一般併用船「みゆき」なども建造。5月に進水式を開いていた。

 

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved