神戸経済ニュース

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洋家具の三上工作所がポーアイに本社・製造拠点を移転

 1942年の創業で洋家具や船舶装備品の老舗である三上工作所(神戸市中央区)がポートアイランドに移転する。同社の本社・製造業店の建設を目的に2000平方メートルの土地を売却したと神戸市が発表した。売却額は発表していない。三上工作所は神戸中央区旭通3の本社周辺に分散していた機能を集約するのが目的とみられる。

 受注家具の製造やリフォームなども手掛ける。全国技能グランプリで入賞する職人を抱えるなど、家具製造に高い技術での家具製造に強みがある。本社付近であるJR神戸線の高架下に工作部とショールームを置いていることから、JR西日本が実施を予定する高架の耐震化工事にも影響を受けた可能性が高い。

 新本社の場所はポートアイランドの第2期工事で埋め立てられた研究・文化施設用地。三上工作所は家具の製品開発のほか木工機械の安全装置の研究・開発なども手がけることから、神戸市は同地への進出を認めたようだ。6月に着工しており、12月にも完成を予定する。

 

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