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石光商事、19年3月期の単独売上高405億円に 中期計画

 石光商事は22日、2019年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度には同社単独で売上高405億円、営業利益8億5000万円を目指す。今期に在庫と有利子負債の圧縮に取り組むと同時に将来の成長ドライバーについて調査を開始。来期からの2年で新たな収益の柱になる事業を選別、育成する計画だ。

  16年3月期の連結売上高は395億円、営業利益2億7100万円だった。向こう3年での売上高の伸びは2.3%にとどまる計画だ。この期間はあえて収益の伸びにこだわらず、まずは利益率や資金の回転率など財務の健全化を図る。そのうえで次の一手を打ちやすい体制を整える期間に充てるようだ。

 事業の中核であるコーヒー事業のグローバル化などを検討するとみられる。従来はコーヒー豆など材料を輸入し、国内の顧客に対する販売が多かった。人口減などをにらみ、販売先に海外を考慮する可能性などもありそうだ。

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