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アシックス、一般向けシューズで「300グラムの壁」突破 史上最軽量の素材採用

 アシックスは15日、軽くて走るスピードが出やすいランニングシューズ「DynaFlyte(ダイナフライト)」(写真=アシックスの発表資料より)を7月1日から国内外で順次発売すると発表した。特許を取得した同社としては史上最軽量のスポンジ材「フライトフォーム」を、ミッドソール(足の裏に接触する面と靴底との間に挟むクッション材)に全面的に採用した。

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 重量は片足で270グラム。一般向けのランニングシューズとしては、初めて「300グラムの壁」を下回った。新素材フライトフォームは、素材に繊維を添加する独自の技術を盛り込んで開発。従来のミッドソール素材である「E.V.A.」よりも55%軽量化することができた。

 添加した繊維の効果で耐久性やクッション性も向上した。高いクッション性を確保しながら軽い靴を履くことで、足を前に出す際のエネルギー消費が減少するため、さまざまなスピードでスムーズに足を動かすことができるようになるという。

 国内では同社の通販サイト、直営店「アシックスストア」、全国のスポーツ用品店などで販売する。サイズは24.5センチメートルから0.5センチメートルきざみで29.0センチまで。女性向けの「LADY DynaFlyte(レディダイナフライト)」は同様に22.5センチメートルから26.0センチまで。メーカー希望小売価格は税別1万3500円。

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