神戸経済ニュース

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洸陽電機、三洋貿易とバイオマス発電システムの販売で提携

 新電力の洸陽電機(神戸市東灘区)は14日、東証1部に上場の商社である三洋貿易と、小型バイオマス発電システムの販売で提携することで合意したと発表した。三洋貿易が日本総代理店として独ブルクハルト社製のバイオマスコージェネレーション(熱電併給)の販売体制を整備。洸陽電機はメンテナンスなどに加え、熱電併給を利用した事業の組み立てを支援する。(写真はブルクハルト社製の熱電併給ユニット=両者共同の発表資料より)

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  販売するシステムは、木材などから加工した小型の固形燃料(ペレット)を燃料に発電し、排熱をペレットの製造や温浴施設向け、温室向けなどに利用できる。発電だけだと効率は30%だが、熱利用も組み合わせることで最大75%まで総合効率が高まる。ボイラーなどを使った発電方式よりも燃料が約3割削減できるため、事業の採算性にも寄与するとみられる。

 複数のユニットを連結することで、最大2000キロワットまで発電できる。太陽光発電では発生しない雇用も創出できるとしている。エネルギーの「地産地消」のモデルケースとして、全国の市町村や木材集積場などに販売。5年間で合計5万キロワット以上の電源開発を進める計画だ。

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