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ロック・フィールドの前期、純利益37%増の16億円 惣菜系が好調

 ロック・フィールドが9日発表した2016年4月期の連結決算は、純利益が前の期に比べ37%増の16億円と最高益を更新した。従来の量り売りに加えて、パック化したサラダや惣菜類を販売する業態を増やした。総じて惣菜類が好調だった。期末配当は32円と、従来予定の27円から増額。年間配当は前の期に比べ5円増配の50円になった。

  売上高は2%増の499億円、営業利益は29%増の25億円だった。主力ブランドの「RF1」はサラダ・フライが伸び悩んだほか、一部の店舗を「グリーン・グルメ」に転換したこともあり売上高が前の期に比べ1.1%減少した。一方グリーン・グルメは26.5%増、和惣菜の「いとはん」は6.6%増などと惣菜系の業態が好調。コロッケ専門店の「神戸コロッケ」は6.9%減と苦戦した。

 17年3月期の連結業績予想は純利益が6%増の17億円と、2期連続で最高益を更新する見通し。朝食向けや、子供・高齢者向けなど新たな分野の製品開発にも乗り出す。売上高は4%増の517億円、営業利益は11%増の28億円を見込む。年間配当は25円と、5月1日付で実施した株式分割を考慮した実質ベースで前期据え置きを予定する。

 同時に発表した5月の月次動向は、既存店売上高が前年同月比0.1%増だった。このうち神戸コロッケが前年同月比3.5%増と回復した。

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