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川重、都営地下鉄・大江戸線の電車88両を受注 総額160億円

 川崎重工業は26日、東京都交通局から地下鉄大江戸線に使用する電車88両を受注したと発表した。受注総額は約160億円。2018年度から20年度にかけて順次納入する。大江戸線の電車を納入するのは2011年の2編成16両以来という。兵庫工場(神戸市兵庫区)で製造する計画だ。

 都交通局は老朽化した車両の置き換えや乗客数の増加に伴う増備に対応する。ドア付近には大型の液晶モニターを設置し、車内案内や情報提供を充実。車椅子用のスペースも広く取るなどバリアフリーの面でも旅客サービスの向上を狙う。

  都営大江戸線は2000年12月に全線が開通した比較的新しい路線だ。東京都心の地下深くを走ることから、トンネルを小さくする目的でリニアモーター方式を採用している。川重はこれまで大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線や、神戸市営地下鉄海岸線、横浜市営地下鉄グリーンラインなどにリニアモーター式の電車を納入した実績がある。

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