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神戸酒心館の2銘柄など金メダル、「トロフィー」に灘の酒なし IWC2016結果発表

 18日まで神戸市内で審査会を開いたインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)「SAKE(酒)部門」では、出品された346蔵1282銘柄のうち59銘柄が「金メダル」を獲得した。灘五郷酒造組合(神戸市東灘区)に加盟する蔵元が製造した「灘の酒」では4銘柄が金賞を獲得。ただ「チャンピオン酒」の選考対象になる「トロフィー」を受賞した銘柄はなかった。受賞発表会は20日、同市で開かれた。

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 審査は「純米」「純米吟醸」「純米大吟醸」「本醸造」「吟醸」「大吟醸」「古酒」「スパークリング」「普通酒」の9部門で、それぞれ審査員の評価を競った。出品された銘柄を金・銀・銅メダルなどにランキングしたうえで、各部門で最も優れた銘柄とされる「トロフィー」を選出した(表=各部門のトロフィー受賞銘柄)。9部門のトロフィー銘柄のうち最も優れた銘柄をチャンピオン酒として選び、7月7日にロンドンで発表する予定だ。審査員は日本人を含む14カ国の57人。

 金メダルを獲得した灘の酒は、神戸酒心館(神戸市東灘区)「壱 生酛 純米酒」「福寿 本醸造 寒造り」の2銘柄に加え、松竹梅・白壁蔵(同)「松竹梅白壁蔵 澪 スパークリング清酒」、沢の鶴(同灘区)「沢の鶴 1973年醸造古酒」だった。

 このほか4合瓶換算で1万本以上の出荷実績があり、小売価格1000円以下で銀メダル以上を獲得した銘柄から選ぶ「IWC Great Value Sake」(超割安銘柄)には3銘柄が選ばれた。選ばれたのは「小町桜」(渡辺酒造店=岐阜県)、「米鶴 醇成」(米鶴酒造=山形県)、「七賢 風凛美山」(山梨銘醸=山梨県)だった。

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