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アシックス、CCCと国内事業で包括提携 まず「Tポイント」から

 アシックスの国内事業を手がけるアシックスジャパンは19日、ソフトレンタルのTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と包括業務提携することで基本合意したと発表した。健康やスポーツに関する事業を共同で今後企画するが、まずアシックスジャパンが運営する店舗でCCCのポイントサービスである「Tポイント」を使えるようにする。

  アシックスの国内事業は2016年1〜3月期の売上高が前年同期に比べ微減と伸び悩んでいる。前期には国内事業の子会社を統合したうえ、希望退職を募集するなど事業構造改革にも乗り出した。アシックスにとってCCCの店舗網を活用して新たな販路を開拓し、国内事業をテコ入れできると判断したとみられる。一方、高齢化が進み消費者の関心が健康に向かう中、アシックスとの提携はCCCにとっても、関連商材の強化につながりそうだ。

 アシックスの店舗でTポイントを導入する以外、現時点で具体的な内容は明らかにしていない。今後は両社の強みを生かす形で「スポーツを楽しむ文化の醸成」「毎日を健康に過ごすライフスタイル」といった消費者の関心に寄与する事業を企画するとしている。

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