神戸経済ニュース

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久元神戸市長「ルワンダとのビジネス交流の可能性を肌身に感じた」 定例記者会見

 久元喜造神戸市長は18日の定例記者会見で、2日から13日までの海外出張について「ルワンダとのビジネス交流の可能性を肌身に感じて帰国した」と述べ、今後のルワンダと神戸の経済成長に対する期待感を表した。久元氏は今回の海外出張で、ベルギーブリュッセルでの対日投資セミナーで講演した後、ルワンダの首都キガリで開いた世界経済フォーラムに関連する神戸市主催の行事に出席。キガリには6日間滞在した。

 久元氏はキガリでモニック・ムカルリザ市長を訪ね、情報通信技術(ICT)をもとにイノベーションの進展に向けて相互協力することを確認。パートナーシップ共同宣言を結んだ。このほかルワンダ政府の閣僚らとも相次いで面会し、「ICTを基軸にした神戸とルワンダとの間で積極的に交流しようという意見の一致をみた」(久元氏)と成果を強調した。

 神戸市は国際協力機構(JICA)を通じてルワンダからの留学生を受け入れている縁がある。神戸市で留学生受入れの中心的な役割をはたす、神戸情報大学院大学の福岡賢二副学長ら民間の10人も今回、久元氏とともにルワンダに渡航。神戸で学んで現地で活躍する起業家らと交流し、新たな事業の機会などについて意見を交換したという。

 同時に久元氏は神戸市が「神戸・里山暮らしのすすめ」サイトを18日付で開設したと発表した。サイト内に「空き家バンク」を設置。空き家を貸してと移住の希望者を仲介する。久元氏は人口減対策や、北区・西区の活性化に向け「都会の便利さと田舎の心地よさを兼ね備えている、神戸ならではライフスタイルを発信していこうという試み」と説明した。

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