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「マルク新在家」に名称決定 新在家駅下の店舗街・阪神電鉄

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 阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電気鉄道は、新在家駅(神戸市灘区)の高架下店舗街の名称を「マルク新在家」に決めたと発表した。あわせてロゴマーク(図=阪神電鉄の発表資料より)も定めた。名称とロゴの決定を記念して、27〜29日には飲食店が500円のメニューを用意する「ワンコインフェス」を開催する。

 「マルク」の名称は駅の改札を中心として東西に「ぐるりと丸く」店舗が広がっているところから。加えて訪れた人が「マル!」と満面の笑みを浮かべるように、との願いも込めた。名称とロゴは店舗や関係者から募集した案をもとに、店主らの投票によって決定した。これを記念して開くワンコインフェスには10店舗が参加する。

 阪神電鉄は2012年から、新在家駅高架下の空きスペースで飲食店を中心とした出店を支援するプロジェクト「ソダッテ阪神沿線・新在家編」を進めていた。13年に最初の店舗がオープンし、現在は22店舗が営業する。店舗の開業資金として利用客らの小額出資も受け付ける「マイクロ投資」を採用するなど、地域密着型で進めたという。

 1995年に発生した阪神淡路大震災では、阪神、JRとも灘区の高架で多くの部分が倒壊。その影響で高架下に店舗が多かった新在家周辺では、高架の再建・再開発を機に地域のつながりが失われたとの指摘が出ていた。

 

 

 

 

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