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上組の前期、純利益7%増 減収も配当収入などで

 上組が13日発表した2016年3月期の連結決算は、純利益が前の期比7%増の160億円だった。売上高は減ったが、配当金収入が前の期よりも増えたうえ、法人税率の引き下げによる税金費用の減少が寄与した。期末配当金は従来予定通り7円で、年間配当は前の期比1円増配の13円とした。

  売上高に相当する営業収益は微減の2423億円だった。コンテナや飼料原料、鉄鋼関連などの貨物の取り扱いが減った。外注作業比の削減などで補えず、営業利益は2%減の220億円だった。神戸市と熊本県に物流拠点を開設するなど、物流基盤強化のための投資も続けた。

 2017年3月期の連結業績予想は、純利益が2%増の163億円になる見通し。国際物流のネットワーク強化を顧客獲得につなげる。営業収益は1%増の2450億円、営業利益は4%増の230億円を見込む。年間配当は前期据え置きの13円を予定する。

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