みなと銀行が12日に発表した2017年3月期の連結決算は、純利益が前の期比2%減の73億円だった。市場金利の低迷を受け、貸出金による利息収入が減少した。貸倒引当金の繰入額も増加し、利益を圧迫した。期末配当は前年同期据え置きの5円とした。
みなと銀の単独でみると金利収入が元になる資金利益が前の期に比べ3%減の347億円、手数料収入が元になる役務取引等利益が同13%減の74億円だった。銀行収益の2本柱がいずれも減速した形だ。
17年3月期の連結業績予想は、純利益が1%増の74億円になる見通し。年間配当は前期据え置きの5円(中間なし)を予定する。