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久元神戸市長、ルワンダ宿泊「1泊140米ドルです」 地方行政相が来訪

 ルワンダの首都キガリに滞在中の久元喜造神戸市長が12日付で更新したブログでは、この日にルワンダのカボネカ地方行政相が久元氏に面会する目的で、同氏が宿泊するホテルに出向いたと紹介した。久元氏は「ルワンダだけはジュニアスイートを取っていたので、ホテルの私の部屋で何とか対応出来ました」と説明。さらに国内では舛添要一東京都知事の出張費が話題になっているのを意識したのかどうか、「料金は一泊 140米ドルです」と付け加えた。1ドル=109円で換算すると140ドルは1万5260円になる。

  久元氏のブログによると神戸市がカボネカ氏に表敬を申し込んだところ、災害が発生して予定が流れた経緯があったという。カボネカ氏が自ら出向くことで、これを埋め合わせる形にしたとみられる。久元氏は「大変恐縮しました」と述べた。

 自治体首長の海外出張では、今回のカボネカ氏のような突然の来客対応に加え、随行する職員との打ち合わせなどにも使えるよう、広めの部屋に泊まるケースもあるようだ。久元氏の今回のルワンダ滞在は5泊6日とやや長めとあって、例を踏まえて寝室と居室が分かれたスイート型の部屋を選択したとみられる。

 9日にはキガリ氏のムルカリザ市長と面会したうえ、キガリ市幹部から都市計画の全体像を示すマスタープランの説明を受けたという。11日にはンセンギマナ青年ICT相や加盟国が共同でIT(情報技術)投資を進める国際機関スマートアフリカのトゥーレ最高経営責任者らと相次いで面会し、意見交換した。

 久元氏は12日に国際協力機構(JICA)と神戸市が主催する世界経済フォーラムのサイドイベントに出席し、同日中に帰国の途に着く予定だ。

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