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カルナバイオの1〜3月期は最終赤字1100万円 前年同期に大口受注の反動

 カルナバイオサイエンスが9日発表した2016年1〜3月期の連結決算は、連結最終損益が1100万円の赤字(前年同期は9400万円の黒字)だった。前年同期に小野薬品工業から請け負った、特定の性質を持つ化合物を選び出すスクリーニングの大口受注に基づく売上高を計上した反動で、減収になった影響が出た。

  売上高は前年同期比33%減の2億2500万円、営業損益は1億1400万円の赤字(前年同期は9800万円の黒字)だった。同社の主力であるキナーゼタンパク質の販売に加え、スクリーニング・サービスなど売上高はすべて創薬支援事業。創薬事業の売上高は計上できず、同分野の費用はそのまま同分野の赤字になった。

 2016年12月期の業績予想は引き続き創薬支援事業の分のみ開示。予想に変更はななく、営業利益は前期比22%減の3億2000万円とした。

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