井本商運、新造船「みゆき」の進水式 一般・コンテナ併用船
井本商運(神戸市中央区)は6日、同社が運航する予定の新造船「みゆき」の進水式と命名式を小池造船海運(広島県豊田郡大崎上島町)で開いたと発表した(写真=井本商運の発表資料より)。一般・コンテナ併用型船で総トン数749トン。コンテナは20フィートのコンテナに換算して199個を積載できる。8月に引き渡しを受け、就航する予定だ。
船主は六甲船舶(神戸市東灘区)と独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構。国内の貨物輸送や、海外行きの基幹航路に載せる貨物を集荷する国際フィーダ輸送などに投入するとみられる。
旋回能力を高める小型のスクリューであるバウスラスターを電動にしたことで、危険物を積載できる船倉内のスペースが従来に比べ広がった。冷凍コンテナは最大56本を輸送できる。同規模の一般・コンテナ併用型船では昨年9月に「みかげ」が就航した。