六甲バターが6日発表した2016年1〜3月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比2.1倍の6億700万円だった。原料チーズの国際的な需給緩和を受けて、海外での調達価格が下落。売上原価の抑制につながった。新製品効果などで売上高も伸びた。
売上高は6%増の111億円、営業利益は97%増の9億2600万円だった。期中には新製品としてチーズ部門で「野菜をおいしく食べるチーズ丼の素」「ビールに合うベビーチーズゆず胡椒入り」、ナッツ部門で「うま辛ミックス6袋(138g)」などを投入した。
16年12月期の業績予想は据え置き。引き続き税引き利益は前期比25%増の24億円の見通しなどとした。