神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

TOAの今期、純利益22%増の見通し 年20円の配当は維持

 音響機器のTOAは6日、2017年3月期の連結純利益が前期比22%増の25億円になりそうだと発表した。自治体向け減災・防災関連市場の売上高が前期から今期にずれ込んだ分、収益を押し上げるもよう。売上高は5%増の480億円、営業利益は7%増の39億円と、3期ぶりの増収・営業増益になる見通しだ。

  年間配当は前期比2円減の20円としたが、積み増す可能性もあるようだ。ひとまず安定配当分として20円を維持する計画を示したが、同社は連結配当性向の目安は35%。業績に配当を連動させる方針も同時に示している。

 16年3月期の連結決算は純利益が前の期比29%減の20億円だった。セキュリティ商品や自治体向けなどが伸び悩み、国内事業が不振だった。一方で期末配当は12円と、従来予定の10円から上積み。年間では22円になった。連結配当性向で約35%を目安に、配当額を調整したとしている。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved