Uターン起業支援で補助金受給者を募集 最大200万円
兵庫県は県外に住む人が兵庫県内で起業する際に最大200万円を補助する「ふるさと起業・移転促進事業」の対象者を25日から募集する。もともと兵庫県の住民が東京や海外の大都市で身に付けた技能を持ち帰って起業する「Uターン」などを支援するのが狙い。2015年度は24件を採択し、今年度も予算に到達すれば締め切る予定という。
16年4月1日から17年3月31日までに兵庫県に住民票を移して起業する実質的な経営者で、3年以上は兵庫県から引っ越さない予定の場合に対象になる。今年度からはゼロからの起業だけでなく、他県で起業して兵庫県に引っ越す場合も対象とした。
募集するのは20件程度を予定している。起業や事業所移転など費用などの半額を上限100万円で支援、住居の引っ越し代の半額を上限100万円で支援する。
昨年度は申請があった33件のうち24件を採用し、補助金を給付した。パリでの修行を経て開業したショコラティエ・ヤスヒロセノ・コウベ(神戸市中央区)、東京での経験を生かして帰郷したGO!DON(伊丹市)、淡路島産の農作物に惚れ込んで東京から移住を決めたリネンクロスなどが受給したという。
募集に関する問い合わせは、ひょうご産業活性化センター(電話078-230-8110)で受け付ける。公募要領や申請様式などはホームページでダウンロードできる。