神戸経済ニュース

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2015年の神戸ルミナリエ、2200万円の繰越し金を確保 会期短縮で警備費減

 兵庫県や神戸市などの主催団体で構成する神戸ルミナリエ組織委員会は22日、2015年12月に開催した神戸ルミナリエ事業では、2200万円の次年度繰越し金が確保できたようだと発表した。単年度の収支では、1400万円の黒字(14年12月は1800万円の赤字)になった。企業からの協賛金などは減ったが、会期を10日間と従来の12日間から短縮したことで警備費が減少したのが寄与した。

  前回分からの繰越し金を含む収入合計は、前年比5%減の4億7900万円だった。企業の協賛金が減少したほか、出店した店舗数の減少による店舗負担金の減少も響いた。ルミナリエの財政難が浸透したことで、会期を短縮したが会場での募金額は前回を上回った。

 一方、支出合計は8%減の4億5500万円だった。会期短縮によって警備費に加えて救護所や現地運営本部の設営など運営費も圧縮した。素材調達や設営・撤去の費用も見直したことで、作品制作費1億1700万円を10%削減できたのも大きい。作品に初めて発光ダイオード(LED)を採用したことで、電力量は40万円と前回の400万円から大幅に減少した。

 同時に2016年は12月2〜11日の10日間に「第22回神戸ルミナリエ」を開催すると発表。募金専用の銀行口座は常時開設しているという。

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