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フェリシモの今期、営業益87%増の見通し 広告費など削減

 フェリシモは8日、2017年2月期の連結営業利益は前期比87%増の5億1400万円になる見通しだと発表した。配布する通販カタログのコスト管理を徹底するほか、紙媒体向けの広告費削減などで支出を減らす。販管費全般も管理を強化しコスト削減を進める。一方で前期に計上した固定資産売却益の4億円がなくなることなどから、純利益は前期比30%減の4億5900万円になる見込み。

  売上高は2%増の351億円になる見通しだ。ネットを通じた販売を増やし顧客数の回復を狙う。前期に新規事業として取り組んだ自治体向けの売上高も継続を狙う。前期は兵庫県外の在住者を対象に神戸市での暮らしを体験する事業「LIVE LOVE KOBE」を神戸市から受託したほか、兵庫県の新生児向けカタログ通販なども手がけた。

 同時に発表した2016年2が月の連結決算は最終損益が6億5700万円の黒字(前の期は19億円の赤字)だった。業務全般でコスト削減が寄与した。売上高は前の期比8%減の346億円、営業損益は2億7500万円の黒字(前の期は6億3100万円の赤字)だった。

 あわせてフェリシモは監査等委員会設置会社に移行すると発表した。5月26日開催する株主総会に議案として提出する。

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