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スカイマーク、民事再生手続きが終結 19年3月期の売上高800億円超目指す

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 スカイマークは28日、同日付で民事再生手続きが終了したと発表した。昨年9月29日に全額の減資と、新株発行で得た180億円を弁済原資とした再生計画に基づく弁済を実施。東京地方裁判所が監督命令の取り消しと民事再生手続きの終結を決定した。スカイマークは同時に、2019年3月期の売上高800億円超、営業利益70億円超を目指すことなどを柱とした中期計画も発表した。(写真は神戸空港に中期するスカイマーク機)

  弁済総額は約161億円の見込み。債権者1者あたり100万円とした再生債権は100%弁済する見通しが立ったことで、裁判所の決定につながった。確定した債権の総額は1543億円で弁済率は10.38%と、再生のスポンサーになったANAホールディングスなどが示した「5%以上」を大きく上回った。

 足元の業績は好調のようだ。16年3月期は営業損益が15億円の黒字(前期は170億円の赤字)と、3期ぶりの営業利益を確保する見通し。搭乗率は昨年5月以降、一環して過去3年を上回った。中期計画では売上高と利益の目標に加え、欠航や遅延を最小限にとどめることや、就航地の地域経済との連携を深める方針なども示した。 

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