神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

モロゾフの前期、税引き利益90%増 半生菓子「ブロードランド」復調

 モロゾフが16日に発表した2016年1月期の単独決算は、税引き利益が7億6500万円と前の期に比べ90%増加した。昨年のバレンタインデーやホワイトデーなどイベント商戦が好調に推移したうえ、「ファヤージュ」など焼き菓子が好調に推移。昨年9月にリニューアルした半生菓子「ブロードランド」が復調したのも寄与した。年間配当金は前の期据え置きの4円とした。

  売上高は3%増の286億円、営業利益は70%増の12億円だった。営業利益率は4.3%になった。中期経営計画で示した2017年1月期に売上高277億円かつ営業利益率4.0%との目標を、1年前倒しで達成した。内製化の推進などで生産性の向上に取り組んだのも寄与。事業別では主力の洋菓子製造販売は売上高が3.8%増の268億円、喫茶レストラン事業の2.4%減の18億円だった。

 同時に示した17年1月期の単独業績予想は、純利益が2%減の7億5000万円の見通し。原材料価格の高止まりなど、厳しい経営環境が続くとみる。金利低下による受取利息の減少など営業外損益の悪化も見込んだようだ。売上高は微増の287億円、営業利益は1%増の12億円を見込む。配当予定は前期据え置きの年4円とした。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved