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菊正宗酒造、130年ぶり新銘柄「百黙」 料理のうま味引き出す

 菊正宗酒造(神戸市東灘区)は10日、新銘柄「百黙」の日本酒を4月11日に発売すると発表した。同社の主力である「菊正宗」を発売して以来、130年ぶりの新銘柄になるという。同社の創業は1659年(万治2年)で、今年で創業357年。飲んだ後の余韻が料理のうま味を引き出す。

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  「百黙」は、酒米作りに特に適しているという特A地区に指定された三木市吉川の水田で栽培した山田錦だけを使用した純米大吟醸。新銘柄は、ロッテ・ミントガムシリーズなどのパッケージデザインを手がけた佐藤卓氏が監修した。

 和食だけでなく、洋食にも合う味に仕上げた。海外からの需要も意識したとみられる。日本酒(清酒)の輸出額は2015年まで6年連続で増加し、140億円を超えた。神戸酒心館(神戸市東灘区)の「福寿」がノーベル賞授賞式の晩餐会で供されるなど、海外で日本酒の人気も高まっている。

 

 

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