神戸経済ニュース

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神戸市、首都圏で「CLASS KOBE」を本格展開 移住促進、10万部の冊子配布など

 神戸市は、首都圏で神戸への移住を促進する事業を加速する。「CLASS KOBE」を表題に、10日から1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の大型書店82店舗で10万部の小冊子を配布。20日には東京・原宿のカフェで神戸在住者のトークショーや雑誌「anan」(アンアン)の読者モデルが神戸の体験を語るイベントを開催する。久本喜造神戸市長は9日の定例記者会見で、「人口減少社会の中で神戸への移住、定住を推進するのは市政の柱に掲げている」と説明。そのために「神戸で住むことの魅力を内外に発信することも重要」と語った。

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  配布する冊子は大手出版社のマガジンハウス(東京・銀座)と共同で製作した「CLASS KOBE」(写真=神戸市の発表資料より)。くだけた英語表現の際にclassが持つ「上品」「優雅」といった意味と日本語の「暮らす」を引っ掛けた。普通に暮らす市民が日常的に「お洒落」に触れる神戸のライフスタイルへの憧れを想起し、まずは観光、ひいては神戸移住を誘う。

 CLASS KOBEは印刷物に加え、日本の地域を主題にマガジンハウスが運営するサイト「colocal」(コロカル)でも同様の記事を掲載。20日のイベントは「CLASS KOBE CAFE」の名称を掲げて開催する。さまざまな角度から広告展開することで、より神戸への関心を高める狙いがあるようだ。

 20日に開く「CLASS KOBE CAFE」のトークショーにはファミリアの岡崎忠彦社長や洋菓子店パティスリー・モンプリュのシェフパティシエ林周平氏らが出席。公募した約30人を含む100人程度の参加を見込んでいるという。

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