日銀神戸支店が3日に発表した管内の金融経済概況では、景気の基調判断を「輸出・生産面に新興国経済の減速の影響がみられるものの、緩やかに回復している」と前月と同じ表現に据え置いた。輸出についても「横ばい圏内で推移」との見方を維持するなど、景気判断のもとになる需要動向や生産動向の基調判断について、すべて前月と同じ見方を示した。
金融面の趨勢も前月との大きな変化は見えず、管内金融機関による貸出残高が前年比1.1%増加した一方、貸出約定平均金利は前月比で0.001%低下の1.404%だった。預金残高は前年比2.2%増加した。