シスメックス、監査等委員会設置会社に移行

　シスメックスは25日、監査等委員会設置会社に移行すると発表した。同日開催の取締役会で方針を決定。６月の株主総会で決議し、正式に決める。監査等委員である取締役が取締役会で議決権を持つことなどで、取締役会の監督機能を強化する。移行には会社定款の変更が必要になる。具体的な定款変更の内容や、役員人事など詳細は今後詰める。

　３日には2017年３月期から国際会計基準（ＩＦＲＳ）を導入すると発表していた。16年４〜６月期からＩＦＲＳでの決算発表を予定。監査等委員会設置会社への移行で、企業統治（コーポレート・ガバナンス）を強化する姿勢を相次いで打ち出した形だ。