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川重社長に金花常務が昇格 村山社長は代表権ある会長に

 川崎重工業は25日、金花芳則常務(62)が6月下旬に開催する株主総会を経て社長に昇格する人事を発表した。村山滋社長(65)は現在空席の会長に就く。川重は「経営体制を刷新し、一層の企業価値向上を図るため」としている。村山氏の代表権は会長就任後も維持する。

 社長就任を前に、金花氏は4月1日付で副社長に就く予定だ。同氏は1976年に入社。鉄道の車両を製造する車両カンパニーが長く、2009年に執行役員車両カンパニーバイスプレジデント、11年に常務執行役員、12年に常務取締役、13年に代表権を持ち現職の車両カンパニープレジデントも務める。

 村山氏は13年に社長就任。三井造船との経営統合を進めた当時の長谷川聰社長ら取締役3人が、取締役会での緊急動議によって突然解任された後を受けて就任した経緯があった。

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