みなと銀行は25日、服部博明副頭取(58)が4月1日付で頭取に昇格する人事を発表した。尾野俊二頭取(65)は空席だった会長に就く。両者とも、現在持っている代表権を維持する。
執行役員としては服部氏が副頭取執行役員から最高執行役員に昇格し、尾野氏は執行役員から外れる。経営・執行の実権が尾野氏から服部氏に移り、世代交代が進むとみられる。
服部氏は三井住友銀行の出身。1980年に三井住友銀の前身の1つである太陽神戸銀行に入行した。三井住友銀では2010年に執行役員神戸法人営業本部長、12年に常務執行役員。15年5月に、みなと銀の副頭取執行役員に就任し、同6月に代表権のある取締役副頭取に選任された。