神戸市は16日、介護施設でウエアラブル機器を活用した実証事業を18日に開始すると発表した。若年性認知症の患者らが活動量計を着用し、運動に対する意欲を高めたり、健康意識の向上などを狙う。まずは25日までの1週間分のデータを計測し、今後の計画を立てる際の資料にする。
対象になるのは神戸市社会福祉協議会が運営する須磨在宅福祉センター(神戸市須磨区)の利用者。認知症患者11人と家族9人を2チームに分け、チームごとに歩数や消費カロリーを集計。合計した数値で、チームの活動量を競う。実証事業は神戸大学大学院工学研究科の塚本・寺田研究室が協力して実施する。