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イタリア人シェフ、兵庫の食材をお買い上げ? 県が視察団を招く

 兵庫県日本貿易振興機構ジェトロ)神戸事務所は「ポスト・ミラノ博プロジェクト」の一環としてイタリアからトップシェフらを視察団として招き、兵庫県内の食材生産地などを巡る。昨年イタリア・ミラノで開いミラノ国際博覧会(ミラノ万博)で得た兵庫県産食材の高い評価を、海外向け輸出につなげるのが狙い。15〜18日の4日間に県内各地を巡回する。神戸市内では東灘区の白鶴資料館などを訪れる予定だ。

 県が招いて県内を巡るのは、ミシュラン1つ星レストラン「ウニコ・ミラノ」でシェフを務めるフェリーチェ・ロ・バッソさん、レストラン向け販売ルートを持つ商社オーナーのリッカルド・ウレリさん、食関連ウェブサイト編集長のイデンティタ・ゴローゼさんの3人。実際の需要家に加えて、現地での食材流通や広報戦略にも配慮した人選になったようだ。

 試食会や商談会も開催し、神戸ビーフに加え淡路島たまねぎ、朝倉さんしょや日本酒のほか、うすくちしょうゆや藻塩、味噌など調味料も売り込む計画だ。18日には井戸敏三知事にも表敬訪問するという盛りだくさんのスケジュールには、関係者らが「シェフのお買い上げ」に期待を高める様子が映し出されている……?

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