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バンドー化学の4〜12月期、純利益19%増 コスト削減が寄与

 バンドー化学が8日発表した2015年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比19%増の37億円だった。国内や中国などで自動車の生産台数が減少した影響を受け、主力の自動車向けベルトが伸び悩んだ。ただ、コスト削減の取り組みが寄与して増益を確保した。農機具向けなどの伸びも収益を下支えした。 

 売上高は1%減の710億円、営業利益は28%増の43億円だった。コンベアなど産業機械向けと自動車向けを併せたベルト事業の売上高は1%減の579億円と伸び悩んだ。精密機能部品などを含むエラストマー製品事業の売上高は微増の117億円だった。

 2016年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比20%増の45億円を見込む。3月期末に6円配とする配当計画も維持した。

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