神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

フジッコの4〜12月期、純利益32%増 「カスピ海ヨーグルト」は販売再開へ

 フジッコが29日に発表した2015年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比32%増の33億円だった。惣菜製品や豆製品が好調で、人気だった「カスピ海ヨーグルト」の生産を一時休止した影響などを補った。期間限定品の投入などで、デザート製品群全体が活性化したのも寄与した。

 売上高は前年同期比4%増の452億円、営業利益は同18%増の41億円だった。惣菜製品の売上高は6%増の138億円。「朝の食べるスープ」や「おかず畑ミニ」シリーズが好調だった。豆製品は3%増の104億円だった。一方、とろろ昆布、佃煮昆布とも苦戦した昆布製品は2%減の136億円だった。

 16年3月期の連結純利益は前期比9%増の33億円を見込む従来予想を据え置いた。16年3月期末に17円とする配当計画も従来予定を据え置いた。

 フジッコは同日、昨年11月2日から販売を休止していた「カスピ海ヨーグルト」シリーズ2品の販売を順次再開すると発表した。工場のある北海道では2月12日ごろ、北海道を除く東日本では同17日ごろ、西日本では24日ごろがメドになる見通しだ。

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved