兵庫県とみなと銀、県内の産業振興で連携協定 2月3日に調印
兵庫県とみなと銀行は27日、兵庫県の産業振興に連携して取り組むことで協定を結ぶと発表した。県内企業の活性化や観光振興、海外進出や人材確保の支援など、幅広い分野で連携するという。企業活動が活発になれば、みなと銀にとっては資金需要の増加という形で収益機会につながる可能性も出てくる。
2月3日に兵庫県庁で調印式を開き、井戸敏三知事と尾野俊二頭取が協定書に署名する。少子高齢化や人口減少を既存企業の活性化や起業で補い、兵庫県の市場規模縮小を緩やかにしたり、他の都道府県から人口や企業を呼び寄せたりするのが狙いのようだ。
協定に基づく具体的な事業計画は現時点で明らかにしていない。まずは協定書の調印で両者が問題意識を共有したのを表明する形だ。地元経済の動向に関する両者間の情報交換や、ビジネス・マッチングのイベントを共同で開催することなどが想定できるが、どの程度の成果を上げるかは現時点で未知数だ。