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兵庫県の鉱工業生産4カ月ぶり上昇 基調判断「横ばい傾向」に戻す

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 兵庫県が22日に発表した11月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比で4.0%上昇の98.9と、4カ月ぶりに上昇した。兵庫県は生産の基調判断を「総じてみれば兵庫県の生産活動は、横ばい傾向にある」とした。「やや弱い動きで推移」とした10月から1カ月で、以前の見方に戻す上方修正になった。

 生産指数を業種別にみると、上昇が目立ったのはトンネル掘進機や機械式駐車装置などが伸びた「はん用・生産用・業務用機械工業」や、リチウムイオン蓄電池や開閉制御装置などが伸びた「電気機械工業」などだった。半面、前月は伸びた「情報通信機械工業」が低下。カーナビゲーション、携帯電話、ノート型パソコンなどが減少した。

 同じ月の全国統計では、経済産業省が18日に11月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)確報値を発表。前月比で0.9%低下の97.9と3カ月ぶりに低下した。

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