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阪急神戸線に女性専用車を導入、阪神は全線で4年ぶり 3月19日にダイヤ改正

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 阪急阪神ホールディングス傘下の阪急電鉄阪神電気鉄道は20日、ダイヤ改正を実施すると発表した。3月19日始発から新しいダイヤで運転する。ダイヤ改正を機に、阪急神戸線には初めて女性専用車両を導入する。阪神は4年ぶりに全線のダイヤ改正に踏み切る。相互乗り入れ先との連携も深め、所要時間の短縮や電車の増発を通じて混雑緩和や利便性向上などを狙う。(写真は阪神の神戸三宮で発車を待つ奈良行き快速特急=資料)

 阪急電鉄神戸線と接続する今津線甲陽線などの増発を実施。平日朝のラッシュ時間帯には梅田に向かう電車が西宮北口駅などで実施している8両編成の電車に2両増結して10両編成にする作業をやめ、最初から10両また8両だけで神戸三宮から梅田を結び、所要時間を短縮する。深夜帯には各駅停車を1本増発し、混雑を緩和する。

 女性専用車は朝のラッシュ時に神戸三宮から梅田に向かう特急8本などに設定。最も神戸寄りの1両を女性専用にする。

 阪神は朝と夜間に近鉄線に乗り入れて奈良方面に向かう電車を増やす。神戸三宮発は朝に近鉄奈良行きと大和西大寺行きの快速急行、夜間に神戸三宮から大和西大寺に向かう各駅停車(尼崎までは快速急行)を増発した。相互乗り入れ運転する時間帯を拡大させた形だ。このほか朝ラッシュ時に梅田行き方面行7本を運転する区間特急の始発駅を青木から御影に変更し、停車駅に魚崎と尼崎を加える。

 阪神電鉄筆頭株主である山陽電気鉄道も3月19日の始発から全線でダイヤ改正を実施すると発表した。阪神に乗り入れる直通特急は現在停車している東須磨と須磨寺を通過し、姫路から梅田方面への所要時間を約1分短縮する。このほか姫路から山陽須磨止まりとしていたS特急の一部を他のS特急と同様に阪神神戸三宮行きに変更する。

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