アシックス、境港市の工場に研究開発機能 鳥取県と境港市が支援
アシックスは18日、スポーツシューズの生産拠点である完全子会社の山陰アシックス(鳥取県境港市)で新工場を建設し、既存施設も改築すると発表した。2月9日に着工し、2017年4月の稼働を目指す。「日本製」とする付加価値の高い商品群の生産体制を拡充するのに加え、アシックススポーツ工学研究所(神戸市西区)と連動した製品のテストや生産効率化などの試験などにも活用できるようにするのが狙いという。(図は新工場のイメージ=アシックスの発表資料より)
投資額は示していないが、「総額数十億円になり、その半額を鳥取県と境港市と支援する」との報道があった。研究開発拠点の新設とあって鳥取県と境港市は本社機能の一部移転と認定し、補助を適用したとみられる。
鳥取県と境港市はアシックスと支援に関して協定書を調印。18日午後に鳥取県知事公邸(鳥取市東町)で開いた調印式にはアシックスの尾山基社長と鳥取県の平井伸治知事、境港市の中村勝治市長が出席した。