井戸兵庫知事、風化防ぐと決意新た ひょうご安全の日1.17のつどい
兵庫県の井戸敏三知事は17日昼、人と防災未来センター(神戸市中央区)の前で開いた「ひょうご安全の日1.17のつどい」で主催者代表としてあいさつし、震災の教訓が風化するのを防ぐため「県民、民間団体、行政機関が一丸となって取り組む」との決意を述べた。高齢化や、にぎわいが戻らない街など震災から21年を経てなお残る問題の解決に意欲を見せた。加えて2011年3月11日に発生した東日本大震災にも言及し「震災を経験したひょうごだからこそ息の長い支援を続けていく」と語った。
防災服を着用した井戸氏は正午の黙祷に続き、あいさつに立った(写真)。井戸氏に続いて来賓としてあいさつした長島忠美復興副大臣は、2004年10月に発生した新潟県中越地震で大きな被害を植えた山古志村の村長だったことを踏まえ、相次ぐ自然災害に「暖かい、たゆまぬご支援を」と訴えた。