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久元神戸市長、ポスト震災20年「世界に貢献する都市であり続ける」 阪神淡路大震災1.17のつどいで

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 久元喜造神戸市長は17日未明、東遊園地(神戸市中央区)で開いた阪神淡路大震災1.17のつどいであいさつし「ポスト震災20年という新しい世代にも、世界に貢献し続ける都市でありつづける」と述べ、街づくりが復興から次の段階に移りつつあることを改めて強調した。喪服を着用した久元氏は遺族代表に続いてあいさつし、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災での犠牲者に哀悼の意を表した。

 神戸では震災から21年と長い時間が経過していることから「得られた教訓を風化させることなく、次の世代に引き継ぐ取り組みを進める」との方針を述べた。一方、2011年に発生した東日本大震災に加え、昨年も豪雨による被害などが相次いだのを踏まえ「いつも自然災害の隣にいることを思い知るとともに、防災対策を強力に進める」との街づくりへの思いも語った。

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 9月に控える7カ国(G7)保健相会合にも触れ、震災復興に向けた中核的事業として取り組んだ「神戸医療産業都市とともに、感謝の気持ちを世界に向けて発信していく」と、同会合を神戸市で開催することの意義を改めて示した。

(写真上は1.17の文字を浮かべた神戸関電ビル=神戸市中央区、写真下は1.17のつどい終了後に記者団の取材を受ける久元喜造神戸市長

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