神戸経済ニュース

こちらは旧サイトです。新サイトは http://news.kobekeizai.jp をご覧ください。

フェリシモの3〜11月期の最終黒字5億円 美術品や不動産を売却

 フェリシモが8日発表した2015年3〜11月期の連結決算は、最終損益が5億7100万円の黒字(前年同期は7億5400万円の赤字)だった。この期としては3年ぶりに最終黒字を確保した。美術品などの売却益1億5800万円に加え、清算手続きを進めている中国子会社が保有していた不動産などの売却益2億4400万円を計上したことなどが寄与した。

 売上高は6%減の257億円、営業損益は1600万円の黒字(前年同期は8億8500万円の赤字)と3年ぶりの黒字だった。販売時の値引き抑制や、ダイレクトメールやカタログなども効果の高い広告に絞るなど、コスト削減が奏功した。顧客数の減少や客単価の下落を受けた減収を吸収する形で営業黒字になった。

 純利益が6億2700万円の黒字(前期は19億円の赤字)になる見通しなどとする16年2月期通期の連結業績予想は据え置いた。2月期末に5円と2期ぶりに復配する計画も維持した。

 

copyright(c)2014 by Kobe Keizai News, all rights reserved