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久元神戸市長「居住都市としての魅力」に言及 「風格さらに磨く」

 久元喜造神戸市長は4日深夜に更新した同氏のブログで、三宮地区の再開発に加え「居住都市としての魅力を高めていく方策が求められています」と住宅地について言及した。ブログの記事では、都心地域と住宅地の両方の魅力を高めることについて「都市としての総合力」と意義付けている。これまで三宮再開発に関する発言が目立っていた久元氏が、住宅地について積極的に言及するのは珍しい。

 そのうえで「人口減少対策は重要ですが、ひたすら都市の規模を追い求める時代でもありません」と強調。「神戸の街のたたずまい、風格をさらに磨き上げ、グレードの高い街を目指したい」と市政への意欲を改めて述べた。

 神戸の住みやすさについては、久元氏や井戸敏三兵庫県知事らが出演した1日放送のサンテレビの番組で、同じく出演した神戸新聞社の高士薫社長(神戸経済同友会代表幹事)が指摘。神戸経済ニュースでも1日付の記事で言及するなど、住民の間などで広く共有されており、これに久元氏は一定の配慮をみせたようだ。

 このほか報道などによると、兵庫県や神戸市、神戸商工会議所などが4日午後に開いた新年合同祝賀会で久元氏は、三宮駅前のバスターミナル整備に早期に着工したい意向を示したという。同日午前の神戸市職員に対する新年の訓示では、西区役所を現在の玉津町から市営地下鉄の西神中央駅(糀台5)周辺に移転することを説明したとも伝えられた。

 

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