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JR西日本、摩耶駅の足場倒壊で原因調査へ 11日・38万人に影響

 11日午後、JR西日本神戸線東海道本線山陽本線)の灘〜六甲道駅間(神戸市灘区)に建設している摩耶駅で足場(写真=JR西日本の発表資料より)が線路の上に倒壊し、運休する列車が相次ぐなど大きな混乱につながった。8日から順次足場を解体している途中だったといい、足場の設計や取り付けに問題がなかったかなど、原因を調査する。JR西日本は他の建設中の駅など、摩耶駅以外の工事現場の足場も点検する。

 JR西日本の発表によると、午後1時4分ごろに重さ約2トンの工事用足場が下り線路内に倒れ、下り快速電車と下り新快速電車がそれぞれ摩耶駅手前で停車した。この影響で甲子園口〜西明石の上下線で長時間、運転を見合わせた。足場を撤去して同日午後10時6分に運転を再開。運休または遅れた列車は約400本になった。影響を受けた乗客は約38万人とみられる。

 足場の倒壊による直接のけが人などは出なかったが、電車に長時間閉じ込められたために気分が悪くなるなどで、救急搬送された乗客が6人いた。停車した2本の列車に乗っていた乗客は建設中の摩耶駅で降り、上り列車で甲子園口駅または西宮駅まで移動したという。

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